【Mac】フォーマット形式や方式の特徴まとめ。APFS導入により選択肢が増えた。

フォーマット形式や方式の特徴一覧
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Mac で使用できるフォーマット形式や方式(パーティションマップ)が色々とあり、それぞれ特徴があるので一覧でまとめてみました。

※ 使用 OS は、macOS High Sierra となります。

CONTENTS

フォーマット形式について

macOS High Sierra (バージョン10.13) のリリースより APFS (Apple File System) が導入されました。

APFS (Apple File System) の詳細についてはこちらの記事をご確認ください。

 
フォーマット
形式
対応 OS 特徴
Mac
High Sierra
Mac
Sierraまで
Windows
APFS × × ・ファイルコピーの高速化
・コンテナ間で空き容量の共有ができる
・ファイル数の最大値が増加
・ファイルが壊れにくい
・macOS High Sierraより以前のOSではマウントされないので注意
APFS
(暗号化)
× × ・APFSと同じ
・使用時にパスワードを要求される
APFS
(大文字/小文字を区別)
× × ・APFSと同じ
・フォルダ名の大文字/小文字を区別する
・OSを入れるストレージで大文字/小文字を区別すると、一部のアプリが動作しなくなるので、特別な目的がない限り使わない方がよい
APFS
(大文字/小文字を区別、暗号化)
× × ・APFS(大文字/小文字を区別)と同じ
・使用時にパスワードを要求される
Mac OS拡張
(ジャーナリング)
× ・1ファイル容量制限は8EBまで(8EB=8,000,000TB)
・ファイル単位でアクセス権が設定できる
・macOS Sierra以前またはWindowsでも使用する場合は、こちらのフォーマットにしておく必要がある
Mac OS拡張
(ジャーナリング、暗号化)
× ・Mac OS拡張(ジャーナリング)と同じ
・使用時にパスワードを要求され、パーティションを暗号化する
Mac OS拡張
(大文字/小文字を区別、ジャーナリング)
× ・Mac OS拡張(ジャーナリング)と同じ
・フォルダ名の大文字/小文字を区別する
・OSを入れるストレージで大文字/小文字を区別すると、一部のアプリが動作しなくなるので、特別な目的がない限り使わない方がよい
Mac OS拡張
(大文字/小文字を区別、ジャーナリング、暗号化)
× ・Mac OS拡張(大文字/小文字を区別、ジャーナリング)と同じ
・使用時にパスワードを要求され、パーティションを暗号化する
exFAT ・1ファイル容量制限なし
・1ボリューム2TBでも使用可能
・ファイルアクセス権は設定できない
・古いOSによっては対応していない

MS-DOS
(FAT)

・Mac,Windows,Linux全てで使用可能
・1ファイル容量制限が4GBまで
・1ボリュームの容量制限は2TBまで
・ファイルのアクセス権は設定できない
・古い規格なので古いPCでも使える

パーティションマップ(方式)について

基本、Mac で使用する場合は「GUID パーティションマップ」を選べばいいでしょう。

Windows でも使いたいのであれば「マスター・ブート・レコード」を選択。

パーティションマップ
(方式)
特徴
GUID パーティションマップ ・Intelプロセッサ搭載Macすべてに使用できる
マスター・ブート・レコード ・Windowsでも使う場合に使用する
Apple パーティションマップ ・古いPowerPCプロセッサ搭載のMacとの互換性のため使用する

また、パーティションマップ(方式)によって、使用できるフォーマット形式が決まっています。

パーティションマップ
(方式)
使用できるフォーマット形式
GUID パーティションマップ ・すべてのフォーマット形式が使用できる
マスター・ブート・レコード ・Mac OS拡張(ジャーナリング)
・Mac OS拡張(大文字/小文字を区別、ジャーナリング)
・exFAT
・MS-DOS(FAT)
Apple パーティションマップ ・Mac OS拡張(ジャーナリング)
・Mac OS拡張(大文字/小文字を区別、ジャーナリング)
・exFAT
・MS-DOS(FAT)

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まとめ

本来、外付け HDD や SD カードは、購入したら使用前に使用環境に応じた形式にフォーマットしなければいけません。

メーカーは、消費者が使用する OS が Mac・Widows のどちらであっても購入後すぐに使えるように Mac・Widows 共に使える「MS-DOS(FAT)」形式でフォーマットしてあるからです。

「MS-DOS(FAT)」は古い規格であり、制限などもあるため使い勝手は良くありません。

近年では高画質の動画が iPhone や GoPro などのデバイスで簡単に撮影できますので、それらの動画ファイルを扱う場合、1ファイル4GB までという容量制限に引っかかり保存ができないという事態に陥ります。

なので、外付けドライブは使用環境に適したフォーマット形式に変更することをオススメします。


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